船舶代理店
- 何をしているのか
- 船長に代わって外国船の入出港に関する官庁手続きを行い、本船が遅延なく運航できるよう全ての業務を関係各署と打合せ、手配を行う仕事です。船長と連絡を取り始めるのは、入港予定日の1週間以上前から。船長に代わり、税関や入国管理局などから入港許可を取得します。それと並行して船が着岸する岸壁を確保し、船を安全に入港させるためにパイロットやタグボートを手配するのも重要な業務です。着岸後は船に乗り込んで船長と打ち合せをし、無事に出港するまでサポートします。
- この業務の意味合いは?
- 世界各地を航行して入出港する外国船の手続きや手配を船長、船会社に代わって行い、船を安全にスケジュール通り入出港させることが、この業務の使命です。東京湾に入港し、出港するまでの一連の業務を私達が遂行し、時には多くの要望に応え手配を進め、外国船が安全に入出港できるようサポートします。人との関わりが多く、船会社や岸壁管理者、荷役作業会社とも綿密に打ち合わせを行い、責務を感じます。しかし無事に船を出港させられたら感謝の言葉をいただけ、それがやりがいにもなっています。
- 印象的なエピソードは?
- 予期しない出来事が起こった場合は大変です。荒天や強風の際は、入出港作業が危険と判断されて船の離着岸ができなくなる場合があります。ある日、荒天でパイロットが止まったことがありました。予定されていた出港時間になってもパイロットは乗船することが出来ず、再開するまで確認や手配の変更が続きます。パイロットが乗船出来るようになると、夜中でも早朝でも対応しなければなりませんが、適切な手配に対しては船会社や船長から感謝されます。気難しそうな船長が出港後にわざわざ「ありがとう」とメールをくれたことがうれしく、とても印象に残っています。
- 働く現場から皆さんへ
- 船を相手にするコミュニケーションは、要点をいかに簡潔に伝えるかが問われます。個人で仕事をするのではなく、まわりと協力しながら仕事を進めていくので、誰にでも分かりやすく伝えることが大切です。そして突発的な出来事も面白いと思って学べる気持ちがあれば、予期しないアクシデントが発生しても乗り越えていけると思います。ダイトーコーポレーションで一緒に刺激的な日々を楽しみましょう。