海貨・輸出入通関
- 何をしているのか
- このセクションの仕事は、貨物を輸出および輸入するための通関業務です。通関とは税関に輸出入の申告を行い、許可を受けること。許可を受けずに輸出入をしてはいけません。仕事の進め方は、税関を通すためにまず申告書を作成します。それを不備がないかチェックし、書類が完成したら、通関士という資格を持った人が通関手続きを行うという流れです。万が一、書類に不備があると輸出入ができなくなります。だから作成は迅速に、チェックは入念に行っています。
- この業務の意味合いは?
- 通関手続きなくして国際物流は成り立ちません。荷役現場で貨物の積み降ろし作業ができるのも、私たちが申告書類を正確に作成し、通関作業を滞りなく実行しているからです。月間に500~600台の自動車を輸出するので、作成する申告書も膨大な枚数になります。自分が作成した書類が税関に渡り、無事輸出許可を受けたときは、やっと安堵しますね。この仕事で大切なことは、確実さと迅速さ。そして一連の申告業務がすべて完遂したときが、最もやりがいを感じるときです。
- 印象的なエピソードは?
- 私が入社1年目の頃、AEO通関業者の認定を受けるための準備をしたことは印象深い出来事です。AEO通関業者とは、貨物のセキュリティー管理とコンプライアンスの体制が整備された者として、税関から認定を受けた特別な通関業者のこと。認定後は通関手続きがよりスムーズに進みやすくなり、有利な恩恵を受けることができるのです。認定を受けるにあたって、上司や同僚などチーム全員で業務内容を見直し、整理して、チームが一丸となった雰囲気は忘れられません。
- 働く現場から皆さんへ
- 通関業務を行う私たちは、輸出入をするお客様と最初に接する部署です。だから、とても距離が近い位置にいます。お客様と直接話をして、その声を社内の各部に届けるのが役割。人と話すのが好きな人、コミュニケーションが得意な人には向いていると思います。お客様から依頼を受けたときには、視野を広く持ち、優先順位をつけて効率よく仕事を進めていく。そこまでできるようになると、通関業務のエキスパートとなり、毎日の業務の中に面白さが見えてくるでしょう。