QC活動QC
QC活動QC
QC活動は、一般的に全社的品質管理活動の一環として自己、相互啓発により、職場の管理、改善を全員参加で継続的に行うものですが、当社は敢えて「業務改善活動」と呼び、主に業務プロセスの改善を目的に活動しております。
業務改善活動の概要
歴史
1993年 4月 | QC活動をターミナル事業部(当時14サークル)で開始 |
---|---|
2001年10月 | QC全社員参加のもと活動名称を『ダイトーパワーアップ運動』とし全部門へ展開 |
2019年 4月 | QC活動をダイトー流『プロセス改善活動』に再構成して活性化 (QC活動=業務改善活動への意識付けを強化) |
目的
- 社員全員が業務や提供するサービスの品質向上を目指す
- QC手法を参考にして業務改善を推進する
- 問題発見力・問題解決力を身に着け、人的な資質の向上をはかる
活動内容
改善活動は部課単位で取組みます。
- ≪活動にあたっての心得≫
-
- 何のためにこの仕事をしているのか、目的をしっかり理解して仕事に取組もう
- 仕事を効率的に進めるために、やり方(手順)をどう変えていったら良いのか常に考えてみよう
- 仕事の手順に疑問を感じたら、みんなで話し合ってみよう
- 業務のムダ取りをするとともに、なぜそうなってしまったか真の原因を追究し、一つ一つ改善
策を検討・実施していこう - 改善した内容は、その場限りではなく継続してPDCAを回し、よりよいサービスの提供を目指そう
- ≪新入社員研修≫
- 新入社員には、QC活動の基礎研修を行っています。
- ≪部課面談・相談会≫
-
年数回、事務局の進捗確認や専門講師のアドバイスを受けながら、より効果的な改善を目指します。
活動中の悩みや改善策を相談できる有意義な場となっています。
- ≪業務改善報告会≫
-
年1回(2月頃)、『全社業務改善報告会』を各事業所にて開催。
社長以下、経営層が全部課の報告を受け評価します。
業務改善事例が 川崎汽船グループ 環境アワードで最優秀賞を受賞!
環境アワードは「“K”LINE 環境ビジョン 2050」にもとづき、川崎汽船とグループ会社で働く全ての従業員が、地球環境と生物多様性の保全に取り組み、持続可能な事業活動に資するために創設されました。当社の業務改善事例が、環境にも配慮した活動へとつながり、2019年最優秀賞を受賞しました。
テーマ | 『コンテナターミナルの外来トレーラー並び時間短縮による燃料消費量削減』 |
---|---|
事業部 | ターミナル事業部 大井事業所 |
内容 |
大井埠頭周辺でコンテナを扱うトレーラーの順番待ちによる交通渋滞が問題に・・・ 空コンテナの受け入れレーンを分けることなどの対策により、トレーラー行列の長さ/時間の短縮を実現。 年間129.33(t-co2/kl)のco2を削減! アイドリング時に発生する排気ガス抑制、燃費の向上等環境へ配慮した活動が認められました。 |
QCサークル全国大会へ出場!
特に評価された部課は、日本科学技術連盟主催の『QCサークル全国大会』への参加しています。この大会は、全国から様々な業種・職種のサークルが参加し、各分野での成功事例を発表する場でもあります。全国の舞台で発表することにより、他社の方々から社内にはない意見や助言をいただき相互啓発を図れるとともに、多くの人たちにその成果が認められ社員の自信にもつながっています。
- ≪事例紹介≫
-
テーマ 『コンテナ輸出業務における通関許可確認の時間削減』 事業部 ターミナル事業部 大黒事業所 内容 輸出申告制度が変更となり、通関許可確認に大幅な時間が費やされるように・・・
チェック方法を紙媒体からOCR(光学文字認識)を活用しデジタル化することで、パソコンを用いた検閲方法を確立。
大幅な業務効率化を達成し、残業の削減や休暇取得促進につながりました。
2019年全国大会(宜野湾)出場!
テーマ 『船体流しをスムーズに!~船体流しの時間短縮~』 事業部 曳船事業部 内容 日々、タグボートの船体流し(船体に付着した汚れ・錆を洗い流す作業)に非常に時間がかかっていた・・・
要因を調べてみると、錆の発生や飛散が船体流しの作業に多くの時間を費やしている原因であることが判明。
昔ながらのやり方を見直し、錆を発生させない、飛散させない対策をとり船体流し作業時間を短縮することに成功!
同時にISO14001の目標である環境保全の意識向上の側面からも、環境へ配慮した活動となりました。
2018年全国大会(松山)出場!